柱へのこだわり
柱・土台に桧を使用する理由について
桧は、本州の中部から、西・四国や九州に分布するヒノキ科で台湾にも分布しています。 弊社の地場である東濃地方は、桧の生育域の北限に近い所であります。 寒さの中で育つ桧は年輪巾が小さく密であるため強度が強く、 また、桧は腐朽菌にもシロアリにも強く、耐久性や、保存性が、世界最高レベルといわれています。
桧は独特の芳香があり、ヒノキ風呂、ヒノキ酒器など、ヒノキの香りは、多くの人々に好まれています。 香りの成分はアルファピネン・ポルネオールという物質です。 この他にも桧には気分を落ち着かせる効果があったり、抗菌効果などをもつ有用な物質が含まれていることがわかっています。 そのため、まな板などキッチン用品に用いられることが多いようです。
また、世界最古の木造建築物として今日までその姿を保もっている法隆寺も桧を使用しております。 その特性・強度について杉との比較を数字で表わしてみます。
桧と杉の強度の比較
引っ張り強度 | 曲げ強度 | 圧縮強度 | せん断 | |
---|---|---|---|---|
桧 | 1,200 | 750 | 400 | 75 |
杉 | 900 | 650 | 350 | 60 |
単位 kgf/㎠