和風住宅の豆知識 梁
2020年09月28日
和風住宅の豆知識
今回は梁についてです。
歴史
梁は日本の伝統的な木造住宅の構造材の1つです。
土台に立てた柱の上に棟木と直交する横方向に渡され
屋根や2階など建物上部からの荷重を支えています。
その原型は、丸太の梁に梁を乗せ
垂木を並べて屋根を葺いた堅穴住居に見られます。
屋根を支える小屋根は、中世になって天井が張られ
室内からは隠されるようになりました。
現代
古民家再生ブームに伴い、古民家を利用したレストランや
工房などに人気が集まっています。
和風住宅の回帰とともに、一般住宅の室内にも
木材中心に用い、太い柱や梁を取り入れる設計が見られます。
梁を見せる天井は、天井材を張らないためコストが下がり
天井を高くすることで、明る開放的な空間になります。
梁の形や素材、組み方の工夫で
インテリアとしても楽しめるのもメリットです。