和風住宅の豆知識 縁側
2019年12月11日
和風住宅の豆知識
縁側についてです。
歴史
縁側は、日本の和風住宅家屋にみられる独特の構造で、
平安貴族の住居が板敷の床が一般的になり、
母屋の周囲に「ひさしの間」が
作られるようになったのが起源と言われています。
縁側には、建物の外周に造られて
「濡れ縁」や「広縁」「内縁」などがありますが
縁側は土地に余裕がないと設けられないので、
一般庶民になじみ深い存在になったのは
そう古い時代のことではありません。
現代
縁側には、夏の日差しを和らげ、冬は縁側が保温効果
となって寒さを和らげる効果があります。
また別の機能として
昔、縁側は社交の場としても機能していて、
縁側に座ってお茶を飲みながら雑談するシーンが見られたり、
庭から出入りしたりする、気軽に集まれる場でもありました。
最近では古民家再生の流行もあり、
このような縁側の有効活用が注目され、
各地縁側を活用した「縁側カフェ」
など人気を博しています。
近い将来、おしゃれな縁側の活用に人気が出るかもしれませんね。